【レポート】第39回高崎映画祭 授賞式 ― 映画の熱が街を震わせた日
2026年3月22日、高崎芸術劇場にて
「第39回高崎映画祭 授賞式」が開催されました。
独自の視点で選定される「高崎映画祭」ならではの温かさと
熱量に包まれた式の模様をお伝えします。

開場1時間前から劇場前には長い列ができ、発売と同時に即完売となったプラチナチケットを手にしたファンたちの期待感でロビーは溢れていました。
今回の授賞式で最も会場を沸かせたのは、最優秀主演男優賞を受賞した地元・群馬が誇る俳優、渋川清彦氏の登壇でした。プレゼンターとして、元BOØWYの松井常松氏がサプライズで登場すると、渋川氏は驚きとともに「13歳の頃に初めてコピーしたのがBOØWYだった。俺、すげえな!という気持ちです」と少年のような笑顔で語り、会場は割れんばかりの拍手に包まれました。

また、最優秀主演女優賞を受賞した伊藤沙莉氏は、作品の完成直前に亡くなった所属事務所の先代社長への想いを涙ながらに語り、「社長、今日はどこかで見てくれているはず。美味しいお酒を飲んでください」と、映画に込められた「人の縁」と「祈り」を伝え、観客の胸を熱くさせました。
最優秀作品賞には呉美保監督の『ふつうの子ども』が選ばれ、監督は「師匠である大林宣彦監督が、この場所で見守ってくれている気がする」と感極まった様子でスピーチ。最後は子役たちの弾けるような笑顔とともに、39回目の幕が閉じました。
「高崎は、気持ちで選んでくれる場所」――。
渋川氏が語ったこの言葉通り、組織や忖度ではなく、純粋に「いい映画をこの街で観たい」という運営側の情熱と市民の眼差しが、この映画祭の真髄であることを再確認させてくれる一夜となりました。
来年は節目の第40回を迎えます。映画を観る、作る、語る。その日常を特別な「祭り」として祝える幸せを噛み締めながら、これからもこの街の文化の熱量を記録し続けていきたいと思います。
第39回高崎映画祭 受賞結果のお知らせ
先日開催されました「第39回高崎映画祭 授賞式」の主な受賞者・受賞作品は以下の通りです。
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最優秀作品賞:『ふつうの子ども』(呉美保 監督)
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最優秀主演男優賞:渋川 清彦(『中山教頭の人生テスト』)
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最優秀主演女優賞:伊藤 沙莉(『風のマジム』)
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最優秀監督賞:吉田 大八(『敵』)、豊田 利晃(『次元を超える』)
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最優秀助演俳優賞:酒向 芳、菅原 小春
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最優秀新進俳優賞:黒崎 煌代、中野 有紗
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新進監督グランプリ:山元 環、甫木元 空
授賞式では、高崎が生んだレジェンド・松井常松氏がプレゼンターとして登場するサプライズもあり、映画ファンにとって忘れられない一夜となりました。
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