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「インクルージョン(inclusion)」とは、
社会的・経済的・文化的な多様性を尊重し、
あらゆる人々が平等に参加できる環境を作るという考え方です。
インクルージョンの基本的な目的は、
性別、年齢、人種、宗教、障がいの有無、性的指向などの違いを問わず、
全ての人が自分の価値を認められ、
組織や社会の中で排除されずに貢献できるようにすることです。

これは、
多様性(ダイバーシティ)を推進するための実践的なアプローチで、
ただ多様な人々が存在するだけでなく、
その人々が積極的に参加し、受け入れられる状態を目指しています。
インクルージョンは、職場、学校、地域社会など、
さまざまな場面で重要視される概念です。

そして現在取り組んでいるインクルージョン事業は

ピンクリボン活動を通じ、ぐんまをリトリートの聖地に。

差別のない世の中を。
温泉王国のダイバーシティ化の実現するために。
乳がん経験者の声を反映、学生や群馬県内企業が『湯あみ着』開発。

共愛学園前橋国際大学(前橋市小屋原町)の仮想企業「燈(とぼし)」(一年生2名、二年生3名のグ
ループ)と、
県内の事業者が協力し、手術痕などで入浴時に周りの目が気になる人のために、
入浴時に着る湯あみ着を開発。
乳がん経験者の意見を取り入れ、使いやすさにこだわり「ゆがすみ」の名称で商品化を進めています。
【湯あみ着制作の背景】
このプロジェクトは令和 5 年度の群馬県事業である「サウナ・スパ関連商品等開発支援事業」で
結成されたチームが、お洒落な湯あみ着を創ろうとチーム内で開発。
本来であれば年度事業のため解散予定でしたが、
乳がんにより乳房を摘出した藤井先生との出逢いから新たに始まりました。

新プロジェクトは共愛学園前橋国際大学の学生たちが中心となり、
多くの人々のコンプレックスを解消することによって、誰もが温泉を利用し、
心からリラックスできる世界を作ること。
これが私たちの願いです。
そのために、誰でも着たくなるお洒落な湯あみ着「ゆがすみ」を開発し、
誰もが平等に温泉を利用できる社会を目指し、商品開発をいたしました。

【乳がんサバイバー:藤井佳津枝先生との出逢い(新田暁高校教諭)】
「脱ぐか?出るか?どちらかにしろ!?」
これはとあるホテルでの出来事です。ホテル側に許可を取って入っていたにも拘わらず、
いきなり怒鳴られたそうです。何で病気をした方が肩身の狭い思いをしなければならないのか?
「乳がん患者が温泉を楽しめないのはおかしい。」と自らがんサバイバーとして
同じ悩みを持つ方の広告塔になろうと決意。そして出逢ったお洒落な湯あみ着。今回は乳がん経
験者の藤井先生にモニターにもなっていただき試作を何度も繰り返し、
見た目と機能性に優れた湯あみ着『ゆがすみ』が完成しお披露目することができました。

【入浴施設のご協力】

群馬県内の入浴施設に貼ってあるといわれている入浴着着用のPOPですが、
あまり浸透していません。
そこで、多くの宣伝活動を繰り返し認知活動をしております。
【今後の展望・将来への期待】
今回のプロジェクトは先ずは群馬県内の施設から進めて参りますが。
その企画の中心は学生です。

その学生を支える製造工場や学校関係者。

お身体の悩みで一般の方との入浴を避けてしまっている方が多いということを知っていただき
差別のない世の中にしようというのが目的です。
是非とも支援だけでなく拡大や告知のご協力をお願い致します。
また、一緒になって商品開発やプロジェクトに参加していただける方も全国から大募集しております。

【プロジェクトメンバー】(令和6年10月1日現在)
共愛学園前橋国際大学
株式会社ファスター
有限会社金井レース加工
グリズレックス
藤井佳津枝(新田暁高校教諭)
新田暁高校の学生
門倉紀子(がんカウンセラー)
山川真以子(C&F株式会社)
木榑浩之(事務局代表)