【上州真田プロジェクト】クラウドファンディング始めます。
https://camp-fire.jp/projects/736149/preview?token=1ywbmzyo
群馬の横振り刺繍で表現した真田幸村による革のトートバッグを、
群馬の革職人に制作していただき商品化したい。
商品化にかかる制作費用を集めたい。
Yoshikuniのデザイナー・井上祥邦 です。
私は20年近くグラフィックデザイナーを生業として、
年間40〜50本くらいのプロジェクトに関わっています。
特に歴史が好きで歴史関連の依頼が多いです。
同時にアパレルブランド・Yoshikuniも運営をしております。
Yoshikuni とは ────
戦国武将をモチーフとした侍タイポグラフィというグラフィックをベースにして、
洋服や雑貨を制作、ECを通じて国内外に販売をしています。
侍タイポグラフィとは、モチーフになる武将の陰影に沿って、
文字を配置することで文字だけでグラフィックを表現する方法です。
2023年には一般社団法人 日本和文化振興プロジェクトが主催する
「第3回日本和文化グランプリ 」で応募した作品が入選を果たしました。
このプロジェクトで実現したいこと ────
このたび、新たな商品開発として、
横振り刺繍・真田幸村デザインを革のトートバッグで表現して販売することに挑戦したい!!
と思っています。
このプロジェクトの目的は、日本の豊かな歴史と伝統工芸を現代に息づかせ、
新たな形で世界に紹介することにあります。
特に、「革」と「真田幸村」と「横振り刺繍」テーマに選んだ理由は、
これらが日本文化の深い魅力と、時代を超えて受け継がれるべき価値を象徴しているからです。
革のトートバッグを手作りする職人
実はプロジェクトが動き出すタイミングで、群馬「革ひと」の革職人・平塚貴司さんと知り合う機会がありました。
お互い真田幸村が好きで意気投合をしました。
そしてようやく共同制作の「天の時」「地の利」「人の和」を得て、このチャレンジを決意しました。
[革ひと・平塚貴司さんプロフィール]
祖父が革靴職人 父が革バッグ職人とする革職人の3代目で、
葛飾区で父の経営する会社で25年以上修行した後2021年に独立、
群馬県桐生市に工房をかまえる。
https://kawahito555.wixsite.com/my-site-1
なぜ真田幸村にこだわるのか? ────
真田幸村及び真田家は、歴史の観点から見て、上州(群馬)と深い所縁があります。
真田家は、戦国時代に沼田を支配して激動の時代を生き抜き、
父・真田昌幸と長男・信幸は領民から慕われました。
次男の真田幸村は、真田幸村は、その生涯で示した忠義と勇気、
そして不屈の精神で知られています。
彼の物語は、ただの歴史上の人物を超え、現代においても多くの人々に勇気と希望を与えます。
このプロジェクトでは、真田幸村の精神を現代のデザインと融合させ、
新しい世代にその価値を伝えたいと考えています。
真田幸村プロフィール ────
真田幸村は日本の戦国時代末期から江戸時代初期にかけて活躍した武将で、
特に大坂の陣での活躍で知られています。
真田昌幸の次男として生まれ、若い頃は人質として周囲の大大名のもとへ転々としていました。
1600年の関ヶ原の戦いで敗戦後、紀州九度山で十数年も蟄居するという苦労を重ねます。
その後、大坂の陣では豊臣方の主要な将として戦いました。
真田幸村は、大坂冬の陣と夏の陣で見せた抜群の戦術眼と勇猛さで、
“日本一の兵(ひのもといちのつわもの)”と称されるほどの評価を受けています。
彼の築いた真田丸という防御陣は、敵軍を大いに苦しめ、
その英雄的な戦いぶりは後世に多大な影響を与えました。
真田幸村の生き様は、忠義と勇気の象徴として、
今もなお多くの人々に語り継がれています。
なぜ「横振り刺繍」なのか? ────
横振り刺繍は、群馬県の伝統工芸として長い歴史を持ち、
その繊細な技術は職人の手によってのみ実現可能です。
この技術を通じて、日本の伝統工芸が持つ美しさと、
職人の技が現代にも生き続けることの重要性を伝えたいと思います。
また、このプロジェクトは、横振り刺繍の職人たちに新たな仕事の機会を提供し、
伝統技術の継承に貢献します。
『横振り刺繍』は、1854年黒船で来日したペリーから徳川家に送られたのが始まり。
針が左右に動く横振りミシンを使って図案を見ながら職人の手で直接生地に柄を起こす日本独自の技法で、
手振り刺繍とも呼ばれます。
横振りミシンは、足元のレバーを押す強さによって刺繍の振り幅が変化します。
一針一針職人が1台のミシンを使用して縫っていくので、かなりの製作時間を要します。
豪華で繊細な作品となるため、贈呈品・記念品・開業記念・お寺や宗教・祭事・1点の物スカジャンなど、
様々なシーンで煌びやかで目立つ存在になります。
ミシンを上手く扱うには長い年の経験と腕が必要です。
横振り刺繍の最大の魅力は、その独自性です。熟練職人の手によって生み出される一点ものの作品は、
同じデザインであっても、微妙な違いがあり、それぞれが唯一無二の存在となります。
この個性は、機械には真似できない、手刺繍ならではの価値を生み出します。
Yoshikuniは、群馬「福田商店」の横振り刺繍の職人・
石坂こず恵さんに制作を侍タイポグラフィの刺繍をお願いすることができました。
「上州真田プロジェクト」は、単に過去の遺産を保存するだけでなく、
それを現代のライフスタイルに適応させ、世界中の人々に日本の文化を紹介する機会を作ります。
真田幸村の勇敢な物語と横振り刺繍の美しさを通じて、
日本の伝統と現代のデザインが融合した独特のアート作品を創出し、
それを通じて文化の架け橋となることを目指しています。
最終的に、このプロジェクトは、過去と現在、そして未来をつなぐ一つの試みであり、
伝統を尊重しながらも新しい価値を創造することで、
日本の文化を世界に発信したいという強い願いから生まれました。
今回は群馬の伝統技術・横振り刺繍や伊勢崎桐箱、
桐生和紙など伝統工芸ともコラボしながら、洋服を制作しました。
メイングラフィックは、群馬「福田商店」の横振り刺繍の職人・石坂こず恵さんと協力して、
・真田スカジャン
・真田幸村スウェット
・真田幸村長袖Tシャツ
を制作しました。
プロジェクト立ち上げの背景 ────
「上州真田プロジェクト」は、プロデューサー・コグレヒロユキさんが、
群馬の伝統技術・横振り刺繍で洋服を作りたいと声をかけてくれたのが全ての始まります。
福田商店・石坂さんと制作を進めるうちに、
この制作活動は、完成してお終いにするのはもったいない、
群馬の伝統文化を巻き込むようにプロジェクト全体をパッケージした方が面白いと思った次第です。
そこから伊勢崎桐箱、桐生和紙など伝統工芸と連携し、
上州真田プロジェクトの価値を高めることに成功しました。
今回は、群馬の横振り刺繍で表現した真田幸村による革のトートバッグを
桐生の革ひと・平塚貴司さんに制作していただき、
伝統文化を後世へ受け継いでいきたいとアクションを起こしました。
プロジェクトの現在状況 ────
革ひと・平塚貴司さんと協力して、まず革に刺繍ができるのか検証。
革への刺繍は想像以上にスムーズかつ、魅力的に仕上がり、
本プロジェクトが現実的になりました。
また、この段階でサンプル制作に必要な工程や納期の調整も進めてきました。
トートバック制作で必要なデザインラフ画を起こし、用途やリクエストをリストアップ。
それから平塚さんと素材を選定いたいました。
平塚さんのアイデアで、真田の赤備えの「赤」をポイントに使うなど、
お互いのアイデアがうまく融合して少しずつ形になっていきました。
そしてようやく商品サンプルが完成して、このプロジェクトで商品化をする準備が整ったのです。
群馬が誇る職人技が結集された逸品の価値
【伊勢崎桐箱】
群馬県伊勢崎市の伝統工芸、伊勢崎桐箱は、桐の木の優れた特性を活かした逸品です。
Yoshikuniでは、「関口桐箱店」さまの協力を得て、スカジャンを桐箱で梱包しています。
自然な抗菌性、耐火性、そして湿度を調整する能力を持ち、美術品や衣類などを安全に保管します。
軽量で縮みにくい桐材は、日本の熟練職人によって丁寧に加工され、
伝統と現代のニーズを融合させた実用性の高い工芸品です。
全国から注文が集まる伊勢崎桐箱は、日本の職人技の精華を感じさせる、
美しさと機能性を兼ね備えた珠玉の箱です。
【桐生和紙】
桐生和紙は群馬県の豊かな自然と伝統工芸の精神が融合した逸品です。
Yoshikuniでは、「桐生和紙」さまの協力を得て、スカジャンを包む用途で使用しています。
独特の透け感とパリッとした質感が特徴で、スカジャンを包むのにも最適。
色と水印の多様性が魅力を増し、30年以上の熟練技術による手作業で一枚一枚丁寧に作られています。
和紙の持つ繊細な美しさと強さが、日本の伝統と現代のライフスタイルを結びつけます。
桐生和紙は、日本文化の深い理解と尊敬を表現する素晴らしい紙です。
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